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2007年 11月 30日
山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。
モルトの会、テイスティングノート2007.11.25 スタンドバーにて今月のお題は、「オスロスク」である。 オフィシャルボトルは、「シングルトン」として有名な蒸留所であった、しかし残念ながら現在はグレンオードがシングルトン・オードを名乗っているようである。 あまり目にすることのない、このスペイサイドモルトを5本揃えるのは非常に難しい仕事であろう、しかし今回もレアなモルトが5本揃っていた。 オスロスクのハウススタイルを知る手立てとしては、オフィシャルボトルである「シングルトン」をたどるしかない。そしてそれは、軽いシェリー樽熟成由来の香りと、わずかな麦芽風味である。 そんな漠然とした記憶しかないので、今回、最後まで蒸留所の名前を上げることはできなかった。 さて、今回の5本を紹介しよう。 *** [No.1] SMWS 95.6 1985-2007 21年 54.6% ***(香り) トップノートはミント、しだいにフルーティーに変化してくる。最初はドライに感じるがしだいに甘さと軽い酸味がでてくる。 (味) 深々とした含み香が素晴らしい、ウッディな熟成香を感じる。さらに渋み、苦味がスパイスとなって複雑な味わいとしている。 *** [No.2] シグナトリー オスロスク シェリーバット 1979-2006 26年 56.7% ***(香り) トップノートは甘い香り、すばらしくスィート、また素晴らしくエレガントな香りでもある。リフィルシェリー樽熟成の個性。 (味) シャープでドライ。レーズン系のフルーツ。力強い呑み口。 *** [No.3] ディアジオ レアモルト オスロスク 1974 28年 56.8% ***(香り) 上品でエレガントな香り、高貴な香水が漂う。しばらくすると熟成由来のキャラメル香が顔を出す。 (味) シャープな飲み口、奥にウッディが感じられるが、でしゃばらない。 *** [No.4]キングスバリー オスロスク 1990 15年 62.8% ***(香り) まったりと深みのある香り、しばらくするとバニラの甘い香りがでてくる。奥には麦芽由来のシリアルな香りが感じられる。やや単調な香りとアルコール感。もうすこしの熟成がほしいところである。 (味) 北ハイランドの若いモルトの個性、硬くツンとした含み香。ドライ。 *** [No.5]マクギボンズ プロブナンス オスロスク 1995-2000 5年 62.3% ***(香り) 香りの立ちが遅い。すぐさまバーボン樽由来の甘い香りと、かすかなキャラメル香が広がってくる。しかしそれ以上の香りはない。 (味) 若くアルコール感が強い。モルティ。荒々しい。 ※各種オスロスクのテイスティングノート(モルトクラブ)
by dupe
| 2007-11-30 18:21
| Tasting Note
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