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2004年 08月 30日
シングルモルトウイスキーにもいろいろありますので整理しておきます。
まず、単一の樽だけから出しているのか、複数の樽をヴァッティングしたものかの違い。前者は「シングルカスク」と呼ばれることが多いと思いますが、後者に決まった呼び方はないので、仮に「カスクヴァッテド」と呼ぶことにします。 次に加水しているかどうか。樽出しそのままのものは、「ナチュラルカスクストレングス」等と呼ばれています。これに対し一定の度数に調整されたものがあります。ダグラスレイン社のOMC(オールド・モルト・カスク)シリーズは50%に調整されていますが、カスクストレングスと表記されていますので、50%以上に調整されたものを「カスクストレングス」と呼んでいいと思います。 それ以下の40%,43%,46%等に調整されたモルトは「加水タイプ」と呼ぶことにします。ただし熟成中に度数が落ちて50%以下になるケースがありますが、加水されていないことが明らかになっていれば「ナチュラルカスクストレングス」です。 そして、チルフィルタリング(冷凍濾過)処理がされているかどうかで「チルフィルタード」(処理済)と「アンチルフィルター」に分類できます。 次はこれらの組み合わせでシングルモルトを分類してみます。
by dupe
| 2004-08-30 19:12
| モルト覚え書き
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