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2007年 11月 20日
山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。
モルトの会、テイスティングノート2007.10.28 スタンドバーにて今月のお題は、「セントマグダーレン(セントマグデラン)」である。 蒸留所の名前として非常にかっこがよろしい、がそれとは裏腹に飲んでみるとあまりパッとしない印象がある、ローランド、閉鎖というキーワードもそれを助長している。ところが今回の5本を飲み終えてそんな印象は完全に払拭されたといってよい。 私自身ノージング中においては北ハイランド、飲んでみるとスペイサイドそんな個性が感じられたが、やはり「ローランド」という言葉はメンバーの間からも出てはこなかったのである。ローランドといえば大人しく麦芽風味が強い印象があるが、今回の5本についてはまったく当て嵌まらないといえる。 とにかく香りの数が多く、香りの立ちが早く、かつ濃い香りでメンバーを楽しませてくれた5本であった。 最近はリンリスゴーと呼ばれることが多いことを付け加えておく。 さて、今回の5本を紹介しよう。 *** [No.1] SMWS 49.11 1975-2000 24年 50.1% ***(香り) 色彩感が豊な香り。フルーティでやや酸味をともなう。その後甘い香りが立ち、さらにエステリーな熟成感が漂うようになる。 (味) フルーティーで甘い。ややぴりぴりしてスパイシー。ほのかな麦芽の香りと旨みが感じられる。 *** [No.2] ハートブラザーズ セントマグダーレン 1982-2003 21年 56.5% ***(香り) トップノートはまったりとキャラメル。次に酸味が立ちバランスする。ツンと硬質でシャープな香りは北ハイランドのものであろうか。 (味) やや柑橘系のあじわい。やはり香りと同じように、硬く鼻に抜ける含み香がある。ハーブも何種類か感じられる。ここでも軽いピートを意識する。 *** [No.3] ウイスキーエクスチェンジ リンリスゴー 1982-2006 23年 60.0% ***(香り) トとにかく香りの立ちが早く、香りは濃くてまったりとしたものだ。キャラメル香が心地よい、バーボン樽由来のものか。 (味) スパイシーではあるが、酸味、甘味とバランスしている。加水すると綺麗にフルーティーである。 *** [No.4]マキロップチョイス リンリスゴー 1982-1999 17年 61.2% ***(香り) トップノートではややひねた香りもあるが、すぐさま上質なエステリーで満たされる。香水のような綺麗で鮮やかな香りである。香りの数が非常に多い。 (味) ドライでスパイシー。加水すればフルーティーとなる。やや塩っぽいが旨みも十分に感じられる。 *** [No.5]ダンカンテイラー レアレストオブザレア リンリスゴー 1982-2004 21年 63.5% ***(香り) トップノートはエステリー、しだいに甘く濃い香りでみたされる。一方酸味が弱く、しゃっきりしない。味の数は多い方ではない。 (味) スパイシーでシャープ。甘味と旨みをともなうが、やや単調。 ★モルト価格ランキング★ (ミラーサイト)Wikiモルトウイスキーカタログ ネットショップで手に入るモルトウイスキーを価格順にリストしました。 ※ネットショップで買えるセントマグダーレン(リンリスゴウ)のリストはこちら(更新しました) ※各種セントマグダーレン(リンリスゴウ)のテイスティングノート(モルトクラブ) #
by dupe
| 2007-11-20 16:18
| Tasting Note
2007年 10月 16日
山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。
モルトの会、テイスティングノート2007.09.23 スタンドバーにて今月のお題は、「アルコール度数が高いと美味いか?」である。 モルト会では多くの場合、アルコール度数の低い順からサーブされる、そんななかで「この5本であなたの一番好きなモルトは」と問われると3~5番目になることが多い。 アルコール度数が高ければ一般的に評価が高いのか? そんな疑問が湧き上がって当然である。そんな疑問を明らかにすべく今回の企画は進められた。 前回の「ラフロイグ」において、アルコール度数の低いオフィシャル30年が散々な結果だったこともその伏線となっている。 結果からいえば、その仮説はほぼ証明されたといってよい。そこそこの長熟モルトが揃ってはいるが、かなりの高評価を得られたのである。 当然の結果として、いつもより酔いが強かったことを付け加えておく。 さて、今回の5本を紹介しよう。 *** [No.1] シグナトリー アルタナベーン 1977-2005 27年 60.7% ***(香り) 香りの立ちが遅い。その後フルーティーで華やかな香りとなってくる。ほのかな酸味が心地よい。 (味) ウッディーな味わい、香りとはうって変わって非常に濃い。酸味もほどよくバランスしている。樹液の含み香もあり複雑な印象。 *** [No.2] ゴードン&マクファイル ストラスアイラ 1972-1997 25年 62.6% ***(香り) トップノートはフルーティー。やや「いがいが」するのはピート香か?しだいにキャラメルのような甘い香りが開いてくる。 (味) アルコール感が強い。ブドウの味。香ばしい印象はシェリー樽由来のものか。フィニッシュは長い。 *** [No.3] ウイスクイー インプレッシブカスク リンリスゴー 1982-2006 24年 62.7% ***(香り) トップノートはブドウの香り、次に現れるのはウッディーな熟成感である。ミディアムボディ。 (味) フルーティーではあるが辛い。ぴりぴりとしてドライ。軽いピートを伴う。 *** [No.4]チーフテインズ ダラスデュー 1980-2004 24年 63.0% ***(香り) やや湿気っぽい香りではあるが、深みがすばらしく、バランスする酸味が心地よい。しだいに甘味と熟成香が開き、すばらしい香りとなる。甘い香りはシェリー樽由来のものか。 (味) 甘味と、ぶどうの味が濃くビッグボディ。ぴりぴりとしてドライにも感じるが、渋み、旨みが素晴らしい。 *** [No.5]スペイバーン オフィシャルボトル 25年 57.4% ***(香り) トップノートはフルーティー、すぐさま深みや、樽由来の素晴らしくウッディな香りに包まれる。熟成感は十分で幸せな気分にさせてくれるモルトである。 (味) シェリー樽の個性、甘味がすばらしい。次に現れるのは旨み成分とバニラである、重くならないのは適度な酸味のせいである。 ★モルト価格ランキング★ ネットショップで手に入るモルトウイスキーを価格順にリストしました。 #
by dupe
| 2007-10-16 10:41
| Tasting Note
2007年 10月 04日
SMWS 2007 AUTUMN BOTTLING Tasting in NagoyaBar Barns 2007/09/16山崎白秋さんに書いていただいたソサエティ(SMWS)試飲会のテイスティングノートを紹介します。 *** ボウモア 3.128 10y 57.7% ***(香り) トップノートはフルーティー。シャープなピート香、それほど強いピートでは無い。程よい酸味が香り、ジャーキーな香りとバランスしている。 (味) ジャーキーでピーティー。ヨード臭さは少なく洗練されている。フルーティーで酸味が立つ。 *** ハイランドパーク 4.117 20y 51.1% ***(香り) 上品なエステル香が心地よい。控えめでさわやかな熟成香が奥ゆかしい。甘い香りと清々しい酸味。 (味) ウッディーかつエステリーでほどよい熟成感。ビッグボディーではないが長く飲んでいられる。 *** インチガワー 18.25 21y 50.6% ***(香り) 軽いピートが感じられる。梨系のフルーツ香が心地よいが、しだいにキャラメルやヌカ臭さが香ってくる。ただし下品ではない (味) 深い味わい、木の含み香が熟成を感じさせる。ややイオウ臭く、辛い。複雑な味わい。 *** リンクウッド 39.59 22y 53.9% ***(香り) まず若さをかんじる。砂糖水の香り。繊細なフルーツ香。 (味) 爽やかでエステリー。酸味が心地よいが薄い味わい。 *** ロイヤルブラックラ 55.17 12y 57.4(香り) 若く、麦芽風味が強い。雑味を感じさせる香り。 (味) 甘味、深み、旨みがすばらしい。若さは感じられるが味わい深い。 *** グレンアルビン 69.12 27y 57.8% ***(香り) 暗さを感じさせる香り。エステリーではあるが香りが弱い。しだいにバニラ香が立ってくる。 (味) アルコール感が強い。フルーティーでニュートラルな印象。 *** グレンスコシア 93.20 14y 61.0% ***(香り) 砂糖水を思わせる香り。若草の香りで青々としている。やや若い印象 (味) 味は硬い。麦芽由来の甘さと砂糖水の味わい。ドライで単調である。 *** オスロスク 95.6 21y 54.6% ***(香り) トップノートはキャラメル、深々とした香り。ややひねた香りを伴う。 (味) ひねた含み香。まったりと深い味わい。やや湿気た香り。 *** グレンクレイグ 104.7 32y 49.4% ***(香り) トップノートはすばらしくエステリー。澄み切った青空のような印象。 (味) エステリーでウッディ。熟成感十分ではあるがやや軽い。度数のわりにアルコール感がある。 *** トーモア 105.11 22y 57.0% ***(香り) シェリー香由来の香りがすばらしい。樽由来の渋みが熟成を感じさせる。酸味が心地よく甘さとバランスしている。やや香ばしいところもある。 (味) 酸味と甘味がバランスしている。味は濃く複雑である。梅の味わいもある。 *** ブレイズオブグレンリベット 113.13 12y 58.0% ***(香り) 爽やかにエステリー。上品な熟成が感じられる。遅れてバニラの香り。 (味) ややアルコール感が強く、辛い。フルーティーではあるがドライ。 ★モルト価格ランキング★ ネットショップで手に入るモルトウイスキーを価格順にリストしました #
by dupe
| 2007-10-04 11:01
| 試飲会
2007年 09月 10日
山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。
モルトの会、テイスティングノート2007.08.26 スタンドバーにて今月のお題は、「ラフロイグ」である。 ラフロイグといえば、アイラモルトのなかでも特にピートが強く、フェノールやヨード香と相まって、熱狂的なファンが存在する蒸留所である。 ところがモルト会でテイスティングをすれば、なぜかそんな強烈な個性が見えてこない、これもブラインドテイスティングのなせる業か。今回テイスティングを進めていってもラガブリンという名前があがってもラフロイグの名前はなかなか出てこなかったのである。 さらに今回はオフィシャルボトルの30年が出されたのであるが、香りは最高と感じながら味はブレンデッドではないかとさんざんであった。それだけカスクストレングスの味わいは濃厚であると再認識したしだいである。 さて、今回の5本を紹介しよう。 *** [No.1] テイスト・スティル ラフロイグ ラムフィニッシュ 1996-2006 10年 63.5% ***(香り) トップノートはミント、軽くエステリーで上品である。しばらくするとミルクの香りがでてくる。さらに追って軽いピート香を感じるようになる。 (味) まずピートを感じる、その後フルーティーでさわやかな酸味。しばらく味わっていると、奥にはさまざまな深みのある味が感じられ複雑である。 *** [No.2] ジャック・アンド・ジャック ラフロイグ バーボン 1996 10年 53.4% ***(香り) 軽いピートを感じる、その後青い柑橘系の香り。軽くエステリーであるが、アルコール感が強く、雑味とともにやや若さが出てきてしまう。 (味) ピートが強い、しかし旨みがのっており、飲みごたえがある。比較的ドライであり、フィニッシュはピートに支配される。。 *** [No.3] SMWS 29.59 ラフロイグ 1989-2006 17年 58.9% ***(香り) 深い香り、まったりとしてビッグボディ。ややえぐみが感じられる。アルコール感が強い。 (味) 甘味が心地よい、エステリーかつフルーティーで爽やか。ピートは強いが、それだけではない飲み口である。最後は辛味を感じる。 *** [No.4] オフィシャルボトル ラフロイグ 30年 43% ***(香り) 最高のエステリー。高級フルーツ。深みがあり、すばらしい甘味を伴う。ほどよく酸味が香る。色彩感が強い香り。 (味) 含み香が弱い、ブレンデッドのような軽さもある。ピリピリとしていてドライでからい。 *** [No.4] アベイヒル ラフロイグ ノンチル リフィルホッグスヘッド 2000-2006年 57.4% ***(香り) トップノートはキャラメル、甘い香りが気分をほっとさせる。やや焼酎くさいところもある。 (味) 甘いのみ口。深みがありボディが厚い。その後ピートが強く出てくる。ほろにがいフィニッシュ。 ★モルト価格ランキング★ ネットショップで手に入るモルトウイスキーを価格順にリストしました。 ※ネットショップで買えるラフロイグのリストはこちら(更新しました) ※各種ラフロイグのテイスティングノート(モルトクラブ) #
by dupe
| 2007-09-10 16:27
| Tasting Note
2007年 09月 06日
山崎白秋さんからいただいたテイスティングノートを掲載します。
モルトの会、テイスティングノート2007.07.22 スタンドバーにて今月のお題は、「アードベッグ」である。 アードベッグといえば、アイラモルトのなかでも特にピートを焚いたモルトであり、かつてはそのハードさを売りとしていた。 しかしビッグネームでありながら、湿気っぽい、かび臭い、熟成感が無いなど仲間内では、それほどよい評価が得られていない蒸留所でもあった。 今回5本のテイスティング後、ピートが効いていながら穏やかな利かせ方で、枯れたピートを楽しむことのできる大人のアイラという印象をもった。メンバーからは5本で100年はいっているなと高評価である。 そんなことなので、アイラモルトと特定されたあともアードベッグの名前がでてこない。種明かしの後、みな10年以下の熟成ときいて驚くメンバーであった。 蒸留再開した後のアードベッグはすばらしいと結論づけておこう。 さて、今回の5本を紹介しよう。 *** [No.1] アードベッグ スティルヤング(オフィシャルボトル)ノンチル 1998-2006 56.2% ***(香り) トップノートはハッカとミント。ドライでさっぱりとしているが、注意深くノージングすれば、かすかに熟成香を感じ取ることができる。 (味) ドライ。ピートが強い、シャープなピートである。ヨード香が少なく、クセの強いものではない。 *** [No.2] アードベッグ べリーヤング(オフィシャルボトル)ノンチル 1998-2004 58.3% ***(香り) ハッカ、ミントが香る、その後エステリー。かすかにピート、酸味が心地よい。 (味) エステリーな含み香のあとすぐさまシャープなピートが現れる。にがみ、酸味、旨みが三位一体となり、ピートだけで終わらないうまいモルトである。 *** [No.3] SMWS 33.60 アードベッグ 1998-2005 7年 58.0% ***(香り) まず酸味が感じられる、追ってミント、ハッカなどハーブ系の香りに満たされる。その後ようやくピートが立ってくる。 (味) 酸味とピートのバランスが良い。ピートはヨード香が強くなく、じつにこなれている。全体的にはシャープな味わい。やや味の数が少ないか。 *** [No.4] SMWS 33.50 アードベッグ 1994-2004 10年 59.5% ***(香り) まったりと深い香り。酸化した印象、やや若さを感じる。その後キャラメルのキャラクターとなる。軽いピート香。 (味) ひねた香り、ただし邪魔になるほどのものではない。やや単調で若い印象。その後ピートで支配される。 *** [No.5] SMWS 33.56 アードベッグ 1998-2005 6年 59.6% ***(香り) トップノートはミントとハッカ。奥に熟成を感じる。しばらくハーブを楽しんでいるとしだいにキャラメルが顔を出してくる。 (味) まず酸味が広がるがピートが支配的となる。じつに旨みを感じさせるよくできたモルトである。 ★モルト価格ランキング★ ネットショップで手に入るモルトウイスキーを価格順にリストしました。 ※ネットショップで買えるアードベッグのリストはこちら ※各種アードベッグのテイスティングノート(モルトクラブ) #
by dupe
| 2007-09-06 14:46
| 試飲会
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